77年前の大水害で自宅の柱に刻んだ1メートル 「あの印を超えるとは」



 眠れない夜が明けた。インモラル鬼怒川の堤防が決壊し、広い範囲が水没した茨城県常総市。自衛隊や消防、警察による夜通しの救助活動が続き、十一日朝、自宅などで孤立した人たちが次々に助け出された。激しい勢いで増した水はなかなか引かず、七十七年前の大水害を伝承で知る人も「今回は全然違った」と恐怖を口にした。 

 「あの印までこなければ大丈夫だと思った」。十一日朝、ヘリに救出され、避難所になっている茨城県常総市鴻野山の石下総合体育館に着いた同市三坂新田町の農業茂呂英世さん(70)は「しかし、今回は全然違った」と驚きながら振り返った。即効性精力剤

 自宅の柱には、一九三八年に小貝川と鬼怒川の堤防が同時に決壊した大水害で水が上がってきた約一メートルの高さに、亡き父が刻んだ印がある。

 十日の午前中、庭先まで水が流れ込んできたため、トラクターなどの農機具を急いで自宅敷地内の高台に移した。だが、作業中に水かさは一気に増し、胸が漬かるほどに。茂呂さんは妻の絹枝さん(68)の手をしっかりつかみ、作業小屋の二階に駆け上がった。持ってきたいはいに向かい、二人で「先祖に『どうぞ助けてください』と手を合わせていた」という。潤滑剤

 日が落ちると、暗闇で二人で手をつなぎ「きっと助かる」と励まし合った。一階を、ものすごい勢いで流れていく水を懐中電灯で照らすと水は二階へと、どんどん迫ってきた。ようやく夜が明け、上空を旋回するヘリに二階から手を振り、助けを求めた。

 同市本石下(もといしげ)の遠藤則子さん(46)は、子ども三人とボートに救助され、午前九時前に避難所に運ばれてきた。カプセル媚薬

 前日からボートが自宅近くまで救助に来たが、濁流で近づけなかった。飼っている猫、犬と一緒に不安な夜を過ごした。

 「膝下まで水がきたと思ったら腰、胸の高さに。本当に一瞬だった」と遠藤さんは恐怖を語った。長女の中学二年のまどかさん(14)も「タイヤやドラム缶、丸太がすごい速さで流されていって本当に怖かった」。睾丸素カプセル

 茨城県守谷市の前川製作所守谷工場では、自衛隊や海上保安庁、他都県から派遣された複数の救助ヘリコプターが発着を繰り返し、救出された住民が医師らの手当てを受けた。子どもや高齢者、担架や車いすで運ばれてきた住民もいた。到着した住民は、車で迎えに来た親族らと抱き合ったり、目頭を押さえて再会を喜んだ。

 妻と幼い子ども二人とヘリで救助された常総市中妻町の会社員永井基之さん(37)は「自宅は堤防から五キロほど離れているが、川が氾濫して三時間後に急に水かさが増した。車で逃げようとしたが、すぐ道路が冠水して脱出できなくなった」と話した。一家四人は二階で夜を明かし「水が上がってこないか不安で眠れなかった。救助されて安心した」と息をついた。 女性用精力剤